田舎町で突然発狂し、家族を殺害、火を放つ事件が発生。その後、訪れた白い防護服を着た軍隊に伝染病という事で町ごとロックダウンされてしまう、、。ジョージAロメロ監督が「ゾンビ」より前に作った作品。
この時代にウィルスの脅威を描く発想力がシンプルに凄い！急いでワクチンを作ろうとするところなど、状況が完全にコロナ禍の時のようで、やたらリアルで身近に感じた。
このウィルス、見た目からは全く判別出来ず、感染すると狂うか死ぬかの2択という凶悪ウィルスで、その設定が上手く生かされていた。
さすがに映像等はチープで、感染者は凶暴性が増すだけなので、そんなに怖くはなく、見境無く殺しにくる軍隊や人々の群集心理の方を恐ろしく描いている部分は上手い。
疑心暗鬼になる人々など、ゾンビを作る時に参考にしたであろう雰囲気を感じる作品でした。
