スカパーにて。司馬遼太郎の小説の映画化。土方歳三を主役に架空の女性との悲恋を描く物語。
天然理心流の試衛館道場から新撰組結成、芹沢鴨天誅、池田屋事件までなので、新撰組の話としてはかなり駆け足な印象。
それでも土方にのみに絞った構成なので不思議とまとまってる。
試衛館にてケンカ剣術に励む歳三。他の道場と試衛館とのトラブルにも先頭切って争っちゃう。
映画で新撰組を取り扱う場合はあまりこの時代は扱われないので新鮮に感じるね。シンセングミだけに。
武家の娘と祭りの夜に良い仲になっちゃう。
話がとんで新撰組へ。倒幕側に試衛館時代の因縁の相手と、間者として武家の娘が。
池田屋事件の取り調べに拷問されるのは定番だが、ここで女が責められるのはあまり無いパターンだね。
オリジナルエピソードを加えることで土方歳三人間像に迫る。新撰組の物語は本来なら女っけが余り無いので、それだけで面白いアプローチになる。
さて2020年版がどうなるんでしょうか。