きっと安田

お茶漬の味のきっと安田のレビュー・感想・評価

お茶漬の味(1952年製作の映画)
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小津作品でお馴染みのローポジションからのアングル、美しい構図、そして衣装がすごくこだわっている。作品の中での言い方をすると素敵なお召し物だ。パチンコや競輪、当時の娯楽はこんな感じだったのかなと思いを馳せた。

現代の視点で物語を見ると、夫婦間のコミュニケーションをもっと取れないのかなと感じてしまう。夫はおおらかでもっと思いを口にして伝える努力を、妻はなかなかのわがままでモヤモヤ、想い合う努力をしていればこんなことには、、
なんて野暮なことを考えてしまった。

育ちや価値観が違うなら擦り合わせていくことが必要である。

小腹でも空いているからこんなことを考えてしまうのか。

こんなときはお茶漬けを食べるにかぎる。

本作でのお気に入りのセリフ
「パチンコの玉が自転車に乗っかってるんですからね」
きっと安田

きっと安田