小津作品でお馴染みのローポジションからのアングル、美しい構図、そして衣装がすごくこだわっている。作品の中での言い方をすると素敵なお召し物だ。パチンコや競輪、当時の娯楽はこんな感じだったのかなと思いを馳せた。
現代の視点で物語を見ると、夫婦間のコミュニケーションをもっと取れないのかなと感じてしまう。夫はおおらかでもっと思いを口にして伝える努力を、妻はなかなかのわがままでモヤモヤ、想い合う努力をしていればこんなことには、、
なんて野暮なことを考えてしまった。
育ちや価値観が違うなら擦り合わせていくことが必要である。
小腹でも空いているからこんなことを考えてしまうのか。
こんなときはお茶漬けを食べるにかぎる。
本作でのお気に入りのセリフ
「パチンコの玉が自転車に乗っかってるんですからね」