サーこ

お茶漬の味のサーこのレビュー・感想・評価

お茶漬の味(1952年製作の映画)
4.5
小津監督の 驚きのアメリカンを意識した映像に驚き
ちょうどアメリカンファミリードラマが人気の出てきた頃の作品かな
でも内容は あの頃の日本ではあり得ない優しい殿方ばかり
この時代の日本の殿方は 無駄は語らず喋らず 威張っていたし それでも尊敬される大黒柱 だった
女は三歩下がって亭主の影を踏まず
の頃だったはず 亭主が 「カラスの頭は白い」と言ったら女房は「はい」と言うのが当たり前の時代だった
電信柱が高いのも郵便ポストが赤いのも 全部私が悪いのよ‥てな感じで亭主関白当たり前
その時代にも今の時代にも こんな出来た殿方はまずなかなか居ない
器が大きすぎる 素敵 尊敬 これなら女も幸せになれる そして亭主もネ それに気づけたお嬢様育ちの妻はやっと幸せになれたって感じかな でも 遅すぎだよ 反省もっとしなさい と叱りたいね{笑い〜)
でも アメリカンぽくても中心を流れているのは 良き時代の懐かしい古風で飾らない日本 今の日本はこの映画に見習うところが女にも男にも沢山ある やはり男らしさ 女らしさ 日本らしさって 一番大切 発展しても繁栄しても 基本はそこだと感じた 映画だった 若い人に観て欲しい映画です 鶴田浩二いい男だけど ダイコンだったなぁ〜
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