去年・2023年は小津安二郎の生誕120年、没後60年ということで、先月の小津の誕生日あたりになにか彼の作品を… と思ってこの作品を鑑賞。
田舎出身で質素な生活を愛する夫・佐竹茂吉と、裕福な家柄の…
ヴァルダのラ・ポワント・クールト、ドワネル3作目の家庭、倦怠期の夫婦をテーマとした映画は何故か見入ってしまう
決定的に異なるのは配偶者への興味の有無で
あるが、放任や無関心とも見える茂吉のそれは夫婦…
このレビューはネタバレを含みます
「東京物語」の一作前。
お見合いで成立した夫婦のその後がモチーフで、ボタンの掛け違いやら、離婚の危機やら、仲直りやらを描いてる。
タイトルであるお茶漬けの味から逆算して作ってあるんだけど、あまりに巧…
人との関係において、「相手に興味が無い」という状態を改善するのは難しい。この時代の夫婦だと、別れるということを簡単に選択はできないと思うし。茂吉は出世してるのだけど、楽しそうには見えなくて、最初は人…
>>続きを読む松竹株式会社