カナノシ

名探偵コナン 天国へのカウントダウンのカナノシのレビュー・感想・評価

3.9
富士山を望める立地のハイテクツインタワービル完成を前に物見遊山の阿笠博士率いるコナン一同。オーナーである常盤美緒の大学の先輩であると言う毛利小五郎もまた招待を受けビルを訪れていた。
ビルの建設に携わる面々が集う中、スタッフから玄関前に停車していた黒のポルシェの話を聞いたコナン。
そのポルシェは、兼ねてよりコナンが追い続けていた黒の組織のメンバージンの愛車であった。
そしてその日から始まる連続殺人事件。
果たして、ジンの目的とは一体。そしてコナンは黒の組織へ繋がる手掛かりを得ることが出来るのであろうかーーーな話。

劇場版コナンシリーズチャレンジ8本目。このあたりからクライマックスシーンが派手になっていくね。爆発に次ぐ爆発が定番になってきている感じ。
エンタメ脳な自分にはご褒美です。

推理パートは特に捻らずシンプルでわかりやすい。が、やや淡々としすぎている感も否めず。黒の組織登場のために敢えての薄い味付けか。
しかしそれをカバーするように終盤の畳み掛けるようなアクションパート。これは逆に力が入っていて急に見応えが。
子供たちの活躍や無垢な優しさ・純真さ・ひたむきさが非常に良き。大人が子供に教えられるような、そんなシーンは心が洗われるよう。やっぱりサブキャラの活躍って良いね。

推理パートとアクションパートで二つの味わいのアポロチョコのような本作。富士山に見立てて啄みながらお楽しみください。
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