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飢ゆるアメリカのアップルのレビュー・感想・評価

飢ゆるアメリカ(1933年製作の映画)
3.8
欧州戦争で負傷した主人公の男が失意の中で必死に生きていこうとするお話です。勲章を横取りされながらも許す心の広さ。モルヒネのくだりではこの映画は薬物依存の話かと思いました。機械化の波に利用され飲み込まれていく男。突然のアカ狩り。ルーズベルト候補推しになるほどなと。このタイトルにあるように飢えている米国民たちにご飯を施してあげる場面があります。なぜ米国民たちが飢えているのか90年前の映画を今観ると見えるモノもありますが当時はどう捕らえられていたのだろうかと想像します。『仮面の米国』と対比して語られる作品です。
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