麺

ウェディング・ベルを鳴らせ!の麺のレビュー・感想・評価

3.0
田舎の村に祖父と2人で住んでいる少年が、死期が近いのを悟った祖父から「街に行って、牛を売り、イコンと思い出の品と花嫁を手に入れてこい」と頼まれる。
↑この展開になるまでが少々冗長で、アンダーグラウンドのような鮮烈なオープニングを期待している人間にとっては退屈だったが、クストリッツァ特有の謎装置など、ワクワクさせてくれる部分もあった。
街に到着して一息つかないうちに犯罪組織に巻き込まれ(牛を盗まれ)、しかし柄は悪いが憎めない味方もでき、この辺りからどんどん物語のスピードが加速していく。
ヒロインとヒロインの母を助け、悪役を……するシーンはここで冒頭の伏線回収するんだ(というかあれって伏線だったんだ)となって笑ってしまった。
後半になるにつれ加速して笑いを引き起こされる映画だった。
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