このレビューはネタバレを含みます
いままで観た中で1番衝撃的で1番記憶に焼きついた映画だった。
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今までの努力も報われず、どんどん物事が悪い方向に向かっていく場面(殺人)からしんどくて涙が止まらなかった‥。
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裁判中でも妄想をして現実逃避をする場面や、無音の監獄の中でも換気扇に耳をつけて少しでも音楽を聞こうとする場面も、主人公にとって、音楽が救いであり生き甲斐であったことが伝わってさらに辛くなった
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自分の命と引き換えても息子の目を優先させた後の、最後の107歩の音楽はかなり胸に刺さった。処刑の場面もリアルで、最後の歌が最後まで歌えないところや、へんにぐだぐださせないあの終わり方も余計リアルさを増させてた気がする。
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後味はもちろん良くないけど、「もう見なくない」とは思わなかった。
最後まで美しくて高潔だったセルマをまたいつか絶対みたいです。