そちらの映画館へ入居希望です

ダンサー・イン・ザ・ダークのそちらの映画館へ入居希望ですのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

誰も真実や物事の本質に目を向けてくれない、向けられるのは同情の眼差し。
誰も弱い者の声に耳を傾けてくれない、言われるのは慰めの言葉ばかり。
目があって耳があっても綺麗なものは全て空想でしかないのかも。
真実は当事者しか知らないこと、人を信じることは難しすぎること、思い出した。

“目が見えない”ことよりも
“母親の存在“が必要と目の見える友人は
死刑執行1週間前の主人公に言う

そして
“どうしてジーンを産んだのか?”
この質問酷すぎない?

中途半端にしか手を差し伸べられないのに最後まで自分の正義(エゴ)を振りかざす。
結局他人はそうだよ、他人を助けるのだって自分の正義ためなんだ。そう思った。
ビルよりももっと残酷に感じたのは友人2人だった。