このレビューはネタバレを含みます
今までセルマがどういう環境で生きてきたのかとか分からんし、目が見えないお金がないとかの不自由な生活の中ではそうやって生きていくしかなかったんかもしれんけど、途中までセルマの自己犠牲的な生き方が好きになれんくて感情移入していかんからこの映画自体自分にはもう刺さらんと思ってた
でも刑務所の移動からの牢屋刑の執行とか107歩のミュージカルとかのシーンになったらその気持ちがまあひっくり返った
自分は強いと思ってたけどそうでは無かったみたいな本音とかジーンの為を思ってひたむきに頑張ってた姿とかを思い返したらめっちゃしんどかった
キャシーとかジェフとか親身になってくれてた刑務官みたいな人からしたらこの先絶望なんやろなとか思ったり
見る前までポスターの人が小さい女の子やと思ってたから見始めてびっくりした
母親とか労働しているときのセルマは大人っぽい雰囲気やのに空想のミュージカルに入ってる時は現実から背けた状態の心が豊かで純粋なセルマやから子供っぽく見えてるのかもと思ったらビョークが凄いなって思った