このレビューはネタバレを含みます
セルマの真面目で優しく、息子思いな性格を描きつつ、そのセルマが視覚障害や空想癖、冤罪によって苦しむというストーリーはよくここまで暗くできるなと驚いた。特に最後のセルマが息子の医療費捻出のために再審請求を拒否したことはセルマの子供思いなことが表されていたと感じた。
セルマの美しく、儚く、悲しげな歌声がストーリーとよくマッチしていた。
セルマの死刑前のシーンは恐怖がよくあらわされていたと感じた。
ビル以外の主要人物が善人なのもよりストーリを残酷で暗いものにさせたと思う。