薄塩たらこ

ダンサー・イン・ザ・ダークの薄塩たらこのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

とにかく記憶から離れない映画となった。

死刑台までの107歩をカウントしていくミュージカルパートは、音楽の美しさは感じるものの刻一刻と死が近づく感覚があり、怖さを感じた。
また、最後に歌っている途中で刑が執行されカーテンが閉まり、エンドロールが流れるシーンは、ラストソングを聞かなければ物語は永遠に続き、セルマという存在は無くならないということを暗示しているようだった。

終始、選択の全てが裏目に出てとにかく報われない話だったが、目が見えない中で懸命に生きて息子のために頑張る姿は私に勇気をくれる話だった。
薄塩たらこ

薄塩たらこ