このレビューはネタバレを含みます
今まで観た映画で1番泣いた。
もはや感動とかではない…涙が抑えられないという感じ。やるせない…。
ストーリーは見ていくうちに読めてくるようなシンプルでありがちなものだったけれど、
序盤は空想と現実がはっきり別れているが、終盤になるに連れて空想の中だけだったミュージカルシーンに徐々に現実が混ざってきて(セルマが警察に逮捕されるところとか)、空想と現実がぐちゃぐちゃに混じり合っていき、最終的に現実でセルマが歌い続けながら死ぬという流れがとてもよかった。
ミュージカル映画だけどミュージカル映画ではない。
本当に美しい映画だった。