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しとやかな獣のnsdのレビュー・感想・評価

しとやかな獣(1962年製作の映画)
3.6
登場人物は、まあよくしゃべるものだ。特に伊藤雄之助はおもしろいが、アップになると急にシリアスになる。かつてはよほどひどい生活だったのか、そこだけは息をのんで見た。貧困からの脱出がテーマなのか、と今さらながら思う。夕焼けのアパートの一室で、狂ったように踊る子供たちと、淡々とそばをすする老夫婦。階段を上がっていく若尾文子と下る高松英郎。なんかよく分からないけど、強く印象に残る。
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