U-NEXT
トリュフォーの再鑑賞でがっかりして、かつてクライストチャーチの映画館で、大画面に映る圧倒的な物語に感動した本作を再鑑賞。土着性に根付いた人の業が宿るドラマは、やはり素晴らしかった。メビ…
原題『Before the Rain』 (1994)
監督・脚本 : ミルチョ・マンチェフスキ
撮影 : マヌエル・テラン
編集 : ニコラス・ガスター
音楽 : アナスタシア
出演 : グレゴワ…
このレビューはネタバレを含みます
マケドニアを舞台に民族間や宗教間の対立や戦争がもたらす悲劇を、時間軸を交錯させて三つの挿話で描いた反戦映画の傑作である。
「第1部 言葉」で描かれるのは、歴史に取り残されたような修道院で沈黙の修行…
最近、アマプラさんのお勧めが見事に好みの作品。しかもFilmarksさんでクリップ済みの作品。アマプラ師匠、尊敬します。
傑作。無駄がなくとても素晴らしかった。
無関係に思える3部構成のストーリ…
Time never dies
The circle is not round
(時は死なず 巡ることなし)
1991年、マケドニアがユーゴから無血で独立を達成した数年後に製作された本作は、三部構…
これは凄い。久々に唸った!
脚本もうまいし、編集や見せ方も考え抜かれている名作。
でもそれを大げさに表現せずにさらっと通り過ぎるように見せてくるから全くもって気が抜けない。
3話からなるオムニバ…
昔観て、サントラCDも買って聴いてたけど、20年経つうちにすっかり忘れていた。U-NEXTで見つけて再鑑賞。
ガザ攻撃の只中の今観ると、政治に翻弄される名もなき市井の人々、哀しみ憎しみの連鎖や脅かさ…
「火種はどこにもある」という台詞がとても印象的だった。マケドニア人とアルバニア人の軋轢を超越して、もっと普遍的なテーマ、人間が争うことの不毛さ、その際限なさを追求していた。Anastasiaの音楽が…
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時は死なず、巡ることなし。
幾粒の雨が迎える始まりと終わり。
メビウスの輪のように延々と形を変える過去、現在、そして今。
一見三つのエピソードが連なる群像劇、しかし一癖のある本作。
愛を巡る話だ…
オムニバス作品ですが、"人はなぜ殺し合うのか"をテーマに、「言葉」、「顔」、「写真」の3つのパートがものすごい絶妙に絡み合ってきます。内容はいずれも結構重め。
物語の構成や時間軸を考え出すと難しく…