昔観て、サントラCDも買って聴いてたけど、20年経つうちにすっかり忘れていた。U-NEXTで見つけて再鑑賞。
ガザ攻撃の只中の今観ると、政治に翻弄される名もなき市井の人々、哀しみ憎しみの連鎖や脅かされる日常などが、彼らを取り巻く風景があまりに美し過ぎる故に、ますます切々と迫ってくる。
そんな争いの哀しさを描いた叙事詩。
3部構成になっていて、とにかく風景描写と音楽が秀逸。最初のシーンは何度も観てしまう。
微妙に繫がるそれぞれのストーリーが、知恵の輪のような、抜けだせないループを連想させていて深い。