バインドー

赤ちゃん泥棒のバインドーのレビュー・感想・評価

赤ちゃん泥棒(1987年製作の映画)
5.0
赤ちゃんの取り合いで描く成長物語。
[キャラ][脚本][テーマ][演出][世界観]
5 5 5 5 5

ホリーハンターさんの顔芸と赤ちゃんのフード被りを見るだけでも一見の価値あり 笑
いい具合に力の抜けた 笑いと不完全な人間達が生み出す 愛らしいドラマ。
争い事なんかふと忘れちゃうような そんなピースに満ち溢れています。

脚本、キャラクター、テーマ、演出、上映時間どれをとっても大変良く、個人的にビックリボウスキ、バートンフィンと3強でして エモーショナルな部分が多く笑いと感動が詰まっている分 今作が頭一つ抜けて好きですね。スラップスティックな笑いが多くて バカバカしくて面白いのですが、そこで終わらないのがコーエン兄弟のいいところでして 深く見てみると表面には見えてこない テーマや哲学がだんだん見えてくるんですよね コメディとしても面白く 奥深さもある 作品。
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