上海十月

将軍 SHOGUNの上海十月のレビュー・感想・評価

将軍 SHOGUN(1980年製作の映画)
2.4
島田陽子は、今作での成功により後に方向がズレまくった気がしてならない。映画でなくてテレビシリーズを見直したわけですが、意外なほど冗漫な感じの作品で全米が熱狂したのは、80年代に入っても未知の国日本という印象だっただからではないか。工業製品や自動車は、ガンガンアメリカに輸出していた時代で、そのギャップが魅力的なのだろう。主人公按針は、まり子の通訳を通じて日本に馴染んでいくわけですが、いちいち通訳しているのも映るのでテンポが悪い。今作のリメイク企画もあるようですが、次回は、主要登場人物は、英語を喋り出すだろう。勘違いしていたのは、島田陽子が脱いだと思ったら、風呂のシーンで背中映すくらいだった。とにかく女の人をあてがいたがる日本人、何かと言うと死ぬ、自害、ハラキリとよく死にたがる。日本人が見ても奇異なシーンも多い。全くのフィクションだが元ネタがこの件だとわかり、勉強しているけど按針さんに偏りすぎかもと思いますね。思ったほど活躍しない。三船敏郎がいないとこの作品は、成立しなかったような気もしますね。オーソン・ウェルズがナレーションで大阪とか伏見とか言っていて金かかってたんだなぁ思う作品でした。
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