菩薩

ファウストの菩薩のレビュー・感想・評価

ファウスト(1926年製作の映画)
4.0
クリティカルエディションを外側のケースが無いからと相場の半額くらいで譲ってくれた天使みたいな人のおかげで観られましたありがとうございます、私なら適当に100均とかでケースだけ買ってむしろ相場より高く売りつけます悪魔ですいませんと言うお話(違う)。天使と悪魔の対決に巻き込まれたジジイのせいで魔女扱いされて火炙りにされる女性側からしたらずっとなんでやねんな話だと思うし最後KANみたいな事言われてもって思うが、まだLoveじゃなくLiebeが迫ってきたので良しとするし、カウリスマキの新作も結局愛なのよ愛…って話だしまぁ愛なんだろうなと言う事にして。なんせ映像そのものがしょーもない話を軽く凌駕し続けるし、特典に入ってた解説と併せて見るとムルナウの変態っぷりと言うか完璧主義者ぶりと言うか鬼畜ぶりと言うか…芸術家として超一流の情熱に莫大な予算が噛み合って爆誕した奇跡的な一本である事がよく分かる。私みたいにサイレント慣れしてない身からすると映像で分からせてくれて本当に助かる、おもろい。
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