全米大陸横断5000キロレースのキャノンボール・ラン。
年々、盛んになってゆくキャノンボール。このレースに、ついに警察が本気で取り締まりに乗り出す。
ヒット作『キャノンボール・シリーズ』2作とは、製作会社もスタッフも、ましてやキャストも関連無いけれど、一応はシリーズとなっている第3弾。
だが、こりゃもう番外編のそのまたスピン・オフみたいなスッカスカの作品。
2作目までは豪華スターをそれなりに集めていたが、本作はメインスターがジョンキャンディ!という段階でもうダメだろう・・・・。
1、2と比べるとカーアクションも少ない。
むしろキャノンボールを通じて、ラストに仲良くなったり、恋におちたりという感じの作風です。
なので前作2作を期待してみるとがっかり感はあります・・・。
そもそも誰が主人公なの? と分からなくなってしまう。
そんないい加減な映画でした。
日本公開時はさすがにジョンキャンディ主演では売りようがないので、ゲスト出演で数秒しか出てこないブルック・シールズやカール・ルイスがさもメインキャストのように宣伝していたらしいです。
それでもところどころ見どころはあったりしますが。
妙にでっかくなったB・シールズが本筋とは関係のないスチュワーデスの役で登場し、セルフ・パロディのギャグをかますところとか。
能天気に楽しむにはいい1本。