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処刑ライダーのBACのレビュー・感想・評価

処刑ライダー(1986年製作の映画)
2.3
・アマプラでおすすめされて、この作品あったなあ、でも見てなかったなあと思い見てみた。

・パステルカラーの画面に「ああ80年代…」、無駄にメタリック感のあるタイトルに「ああ80年代…」、何かと挿入歌が流れて「ああ80年代…」、無駄な処刑ライダーのカッコつけ登場に「ああ80年代…」と、なんだかむず痒いこっ恥ずかしさをチリチリ感じながら鑑賞する。

・カーチェイスの撮影が妙に丁寧というか力が入っていて、監督もこれが勝負作みたいに思っていたんだろうな。

・でも話も演出もアクションを盛り上げ
る感じではないのが残念。敵というか復讐の対象になるのも、単なる田舎の不良って感じだし。

・不良の根城になってる自動車整備工場に車が突っ込んで行って文字通り「木っ端微塵の大爆発」(笑)「ガソリン入れとけ」とか言ってたけどさ。

・ヒロインは最後チャーリー・シーンに付いて行くし、仲間の男の子に車をあげるけど、両方とも幽霊…。かっこいい車だしチャーリー・シーンだけどさ、幽霊だぞ?

・保安官が来るせいかズボン履いたままラブシーン。なんだか納得できないな。

・処刑ライダーの正体は何か?あの車は?の点が話に絡まない。それで80年代青春映画とアクション映画の上澄みをサラッとさらってるようにやってるので面白さも薄〜くなってしまうわな。今は無き「木曜洋画劇場」で放送されるのにピッタリ似合っているB級映画という印象。まーでも嫌な印象はないのは良かった。
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