浅野公喜

処刑ライダーの浅野公喜のレビュー・感想・評価

処刑ライダー(1986年製作の映画)
4.3
80年代カーアクションといえばこれ。2世俳優が沢山登場(ついでに金正日総書記に似てる方はロン・ハワード監督の弟です)。

ちょい登場のトライアンフ・スピットファイア、ダッジ・デイトナ、C3コルベット(でも後ろはc4という凝り具合)、ファイヤーバード(スーパーチャージャーは多分飾り)、クーダ、そして黒のターボと呼ばれるクライスラーのコンセプトカーと登場車種は豪華(一瞬FCのRX-7も出てきます)。クライスラーがスポンサーなのか、暴走族達のガレージに翌年発売のダッジデイトナが置いて有ったりします。カーアクションも頑張ってますよ~。欲を言えばもう少し疾走感のある撮影をして欲しかったですが。

ストーリー的には突込み所が多いんですが、それ故にネタとして語りやすいB級映画にもなったのかな~なんて考えてます(警官がピクルスを駐車場に捨てるなよ)。

映画を盛り上げてくれるのがビリー・アイドル、モトリー・クルー、ロバート・パーマー、オジー・オズボーン、ハネムーンスウィート、ティム・フィーハン等の楽曲。特に黄色のファイヤーバードと黒のターボがバトルするシーンに流れる悲劇のグループ、ライオンの
「Never Surrender」が好きです。

チャーリー・シーンはこの作品以降、車に関する映画に良く出ますね。そういった意味では注目の一人です。
浅野公喜

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