金ローは定期的に細田守作品をやってくれて、
やっぱりやってると何度も観てたって観ちゃいますね。
細田守作品と言えば、
現実世界ともう一つデジタルワールドみたいな世界観。
そして『いっっっっけぇぇええ!!』
と言う感じ。
それらを封印して、
らしくないリアルな感じになってます。
監督がらしくない事すると悪い方に転がる方が多い気がします。
新海誠でさえ『星を追う子ども』でどえらい大失敗しましたから(笑)
しかし本作はらしくないのにめちゃめちゃ面白い珍しいパターンです。
実写でやってもおかしくない内容なんですが、
花にのし掛かる様々な出来事が実写だと見るに耐えないんじゃないかと。
まだアニメだからマイルドに観れる。
いやむしろアニメだからここまで攻めたんじゃないかとも。
とにかく演出の一つ一つが秀逸で、
見事すぎます。
子供を抱え病院と動物病院で迷うシーン。
成長を雨と雪それぞれの学年の外から写すシーン。
カーテンのシーン等々印象的な場面が多々あります。
宮崎あおいがあまりに上手すぎて、
もはや本業です(笑)