このレビューはネタバレを含みます
オオカミ男が序盤で死んでしまうシーンは本当に衝撃的だった。
彼は、ヒトではなくオオカミの姿で死んでしまったがためにゴミのように扱われて、、、
辛い場面ではあるけど、
もしも花がその現場を見ていなかったとしたら、死んでいることも知らずに帰りを待ち続けていたかもしれない。
それはそれで切ない。
舞台が変わって田舎の村に。
思いのほか、頑張っている人間には村の人たちが優しくて本当に安心した。
思えば、このおかげで2人の子どもが「人として生きる」という選択肢が生まれたのかなって思う。
たぶんあのまま、村の人と交流しなければ花は2人のことをオオカミとして育てていたんじゃないかな。
あんな過酷な状況で、雨と雪を育てた花は本当に立派で素敵な母親だよ。
最終的に、雨はオオカミとして生きることを選択するけど、もう少しお母さんを心配させないで欲しかったかな。
時々お母さんの元に帰って顔ぐらい見せろよな。