このレビューはネタバレを含みます
昔なにかで「この映画はタイトルに秘密がある」と言っていて、それは何か分かった気がする。
普通だったら「おおかみこどもの雪と雨」としそうななのに(雪が先に生まれた姉だから)、「雨と雪」と並びになってるのはなぜなのか。
おおかみ|こども|の|雨|と|雪
おおかみ→雨
こども(人間)→雪
こんな感じで子供たちがどちらとして生きるのかタイトルに示されていたのかな、と。
雪が語り手になりながら、映画が進んでいくのがちょっと新鮮。
最近でいうと大豆田とわ子の伊藤沙莉的な。もうちょっと喋るけれど。
彼らの日常を見ながら、静かに心を動かされるた。どこがこうで、というのは難しいけれど、ジーンと来る何かが散りばめられている。
細田監督の作品ってこれだから好きです。