ひろりこ

おおかみこどもの雨と雪のひろりこのレビュー・感想・評価

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)
4.0
鑑賞記録&感想
【初視聴】
☆細田 守 監督作品。

おおかみとして生きていくのか?それとも人間として生きていくのか?
成長していく「おおかみこども」のやがて訪れる生きる道の選択。

雨と雪のお母さん大好きぶり♡やおおかみと人間がコロコロと入れ替わるコミカルなところなど、とても無邪気で可愛くてほっこり。
でもずっと切ない気持ち🥲で観てしまいましたね。
都会を流れる川でのゴミ収集車の場面はとても悲しかった。花はどれほど辛かったことだろう…

成長してゆく子供たちを見つめる母のまっすぐな愛情。そして子供たちの揺れ動く心情や葛藤が細田監督らしくとても繊細に表現されていた。そして映像も美しい。

都会から離れた豊かな自然に囲まれた田舎の集落におんぼろな古民家を借り、集落の心温かい人々に見守られて生活の糧に苦労しながら作物の栽培を始め、人間とおおかみとの間に生まれたハーフである娘の雪と息子の雨を周りの人々には知られぬよう女の細腕で明るく健気にそして立派に育て上げた母の花(cv.宮崎あおい)に花束💐を贈りたい。

雨、お父さん(彼・cv.大沢たかお)の分まで強く優しく逞しく生きてね!☺️
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