マーくんパパ

おおかみこどもの雨と雪のマーくんパパのレビュー・感想・評価

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)
3.9
大学生の花が恋した男は“おおかみおとこ”だった。結婚して産まれた女の子雪と男の子雨は“おおかみこども”として育てられる。活発お転婆な雪に人見知りの内気な雨、その2人も雪は転校生草平から“なんか獣臭い”との言葉から友人を避けるように、雨は山の護り神の狐に出会い人間界と訣別して山の護り神を引き継ぐ覚悟をする。あり得ない設定ですあっても親が子を思う愛情、姉弟の情、友人との絆、近隣住民との連帯(菅原文太爺さん)、自然との共生と多くの事を感情豊かに教えてくれる。母親を振り切って森へ入って行った雨の咆哮には胸熱くさせられるファンタジー名編でした。