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情痴 アヴァンチュールのkojikojiのレビュー・感想・評価

情痴 アヴァンチュール(2005年製作の映画)
3.3
2005年 フランス🇫🇷/ベルギー🇧🇪映画
監督は「幻滅」のグザヴィエ・ジャノリ。第2作目だ。

恋人のセシルとパリのアパルトマンに引っ越して来た青年ジュリアン(ニコラ・デュヴォシェルか)は、ある晩、彼は裸足で街を彷徨う女性ガブリエル(リュディヴィーヌ・サニエ)と出会う。
彼女は実は夢遊病で、不倫をしていた。
美女に惹かれていく一人の青年が、いつしか危険な運命の渦に呑み込まれていく官能サスペンス。ということなのだが。

「幻滅」と作りはそう変わらない。そういう意味では、かなりきちんと仕上げている気がする。しかし、「幻滅」と比べるとストーリーが、結局脚本が面白くない。サスペンスはサスペンスだが、そんなにドキドキする訳でもなく、エロチックでもない。フランス映画はこの程度のベッドシーンはザラに観る。これを売りにするようなレベルとは思えない。

それにしても邦題、ジャケ写は違うのではないか。こんな映画ではない。しかし、この映画を観て、これは観客には受けないと思った日本のスタッフがお色気路線で売ろうとしたのだろう。でも結局映画そのものが面白くなければ、どんな魔術を使ってもたぶんそれは無理な了見なのだ。

因みに原題は「Une Aventure」冒険、意外な事件、情事という意味だそうだ。

この映画はベルギー🇧🇪も制作に参加している。これはどう意味だろう?なんの関係もないようだけど。
ちょっと前に読んだフォロワーさんのレビュー(どなたか忘れてしまった。申し訳ありません💦)にルクセンブルク🇱🇺は映画大国ではないが良作に投資をしている。もしルクセンブルクの参加作品ならそれは間違いなく良作だというレビューを読んだことがある。そんなこともあるんだと感心し、すごく印象に残ったレビューで、それ以来、参加国は気になり出した。)
2023.05.02視聴196
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