やっぱオリバー・ストーン監督の脚本ってスカーフェイスとかプラトーンもそうだけど何でも面白いなあ。これも良かった。
演説とかセリフが一々素晴らしい。
ヴァル・キルマーがアレキサンダーの父親として出てきたけど演技ド迫力。映画ヒートでもDV夫役やってたしなんか似合うよな。
ただ映像や画面効果が見にくいなとも思った。
特に戦闘シーンなんかも。合戦映画の上級者向けすぎるw
せっかく金かけてるんだしもっとわかりやすく描いてもいいのに。
象まで登場して笑った。しかも強い。
しかし古代ギリシャって文明凄すぎるよなあ。
世界征服に挑戦するなんてロマンあるし挑戦するだけの軍事力があるというのも凄い。
ヨーロッパからアジアまで…
土地とか財産とか数字じゃないんだよな。それは十分持ってる。
彼が本当に手に入れたかったものが俺には痛いくらいわかる。
だからこそこの強行軍は観てて辛かった。
「何故退却する?永遠に生きたくないのか!!!!」
勇ましくも虚しく叫ぶ大王。
あと英雄色を好むとかいうけど、日本の戦国武将なんかもそうだが、やたら男色傾向にあるよな。やっぱ女抱きすぎて飽きるのだろうかw
狂言回しポジションのアリストテレスの語り口が良いね。
で、たまに「やっぱり今のは記録せんで良い」とか言っちゃうのが演出として好き。
この作品って吹替だとコリンファレルの声が浪川大輔さんなんだがこの人の声俺は好きだなー
子役以降はあまり評判良くないよね何故か…洋画に向いてると思うけど。