Ryan

アレキサンダーのRyanのレビュー・感想・評価

アレキサンダー(2004年製作の映画)
3.1
神になろうとした男



ストーリー
紀元前4世紀のマケドニア王アレクサンドロス3世の生涯を描く伝記映画。


主演 コリン・ファレル
監督 オリヴァー・ストーン



結局3時間の尺がありながら、真実がわからない創作のため、製作陣と観客の意見の相違が見受けられる。
多分、アレキサンダー大王の生涯はこんな感じじゃなかったと思うが多い気がする。
結局この系統の伝記映画あるあるを最後に出しちゃった時点でこの作品が決まったと言うべきか。
途中までの展開や美しい男同士の愛情などはとても良かっただけに残念。
コリンファレルとジャレッドレトが美しすぎてそこをもっと濃密に描いて欲しかったと思う。伝記映画でバビロンなのにそういった酒池肉林に配慮した姿勢がよろしくない。
エロじゃなく愛として描いてあるのにそこを端折っては面白くないだろう。ただでさえ戦闘のシーンは古代兵器なのでそこまで見応えがあるわけではないのだから、もっとキャラクター性を掘り下げるべきだっただろう。

この映画で観るべきはコリンファレルとジャレッドレトでありそれ以外の要素はほぼ不要。アンソニーホプキンスの語りも不要だし、この時代の伝記映画特有な胡散臭さが存在している。
オリヴァーストーンは政治を描かせると上手いのに歴史はダメか。

下半身が大きいと噂のコリンファレルの片鱗が少しだけ拝めるかもしれない。
美しいコリンファレルとジャレッドレトを見るためだけの映画。
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