花とみつばち

ル・ジタンの花とみつばちのレビュー・感想・評価

ル・ジタン(1975年製作の映画)
3.5
監督、脚本はジョゼ・ジョヴァンニ。主演のアラン・ドロンは、この作品の主人公ル・ジタンのアウトサイダーな生き方や情熱や意思、性格に至るまですべてが自分自身と重なるとして意欲的に製作も携わっている。
迫害されるロマ族。そのロマ族のジタンは、内に秘める怒りを犯罪へと突き進む。ただし、信念を持って…
子供に優しく同じロマ族の仲間に愛情深い。だが、世間の自分を裏切る相手に容赦しない。
偶数重なる強盗犯のヤン:ポール・ムーリスとの出逢い。ジタンのいる所必ずヤンがいる。
ジタンが警察に銃で撃たれた時助けてくれた獣医。お礼は握手だけで良いが泣かせる。ラストヤンとの始めて出逢う友情も大切な見所。
この作品の音楽を手掛けた、クロード・ボランとジャンゴ・ラインハルトが最高に良かった。
甘いアラン・ドロンではなく、渋い彼が見れる作品である。
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