るるびっち

センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島のるるびっちのレビュー・感想・評価

3.7
祖父・義父・息子と三世代なのがミソ。
祖父が冒険のロマンを語る反面、義父は冒険の責任を語る。
勿論、責任なんて煩わしい。
だから義父を嫌うが、後半になって責任の重さを知る。
ロマンと責任、両方を語る教育的冒険映画。
しかも、悟った青年に「冒険の責任って必要なんだな」なんて言わせないのが良い。言ったら台無し。

他にはチャンスはピンチ、ピンチはチャンスというのを体現している。巨大ミツバチで空を飛ぶのはチャンス。
それでミツバチ好きの鳥に襲われるのはピンチ。
その逆もあって、クライマックスではピンチがチャンスになる。
最後に儲ける方法として、金を拾ったり小さい象を見世物にするという手もあるが、今の時代は見せ物は良くないのでこのアイデアを使ったのだろう。
最近は、冒険もポリコレを考慮しなければいけないんだな。
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