ボロロボ

スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲のボロロボのレビュー・感想・評価

4.2
-----------
2020年1月11日

EP9観賞後、久方ぶりに振り返るためにBDにて観賞(正確には「特別篇」なんですけどね・・・)。

反乱軍の撤退作戦を基本線とし、ルークの成長、そして、ハンとレイアのツンデレ恋物語を二軸として描きながら、帝国におけるヴェイダー卿の支配力を際立たせるシーンをあちこちに織り交ぜ、皇帝とヴェイダー卿の思惑のすれ違いも絡めつつ、【ルークの父】問題にトドメを刺す展開は、序破急における「破」の役割を完璧に担っていて、今観てもホントによく出来ているなあと感心します。
単なる撤退作戦に終始せず、罠や駆け引きも混ざった局面的な離合集散物語であり、次作での大集合、大団円へ向けての大局的な離散でもあります。

旧三部作における二大ヴィラン、皇帝とヴェイダー卿をしっかりとキャラ立ちさせ、EP4では今一つモヤッとしていたジェダイとフォースもヨーダ&霊体オビ・ワンにより輪郭がくっきりと。EP5を観ると、EP9の霊体ルークがやっとジェダイ・マスターに到達できたことが分かる一方、偉大なマスター・ヨーダは実はネガティブ思考なんだよなあと思ったりw あと、ジェダイと隠遁生活はセットですねw

当作のレイアはとっても美しい。お話の展開上そうあるべきではありますが、本当に一番キレイな時だったと思います。そして当然ハンもめちゃめちゃカッコいい! 二人の「I love you.」「I know.」は、シリーズだけにとどまらず映画作品として最高の掛け合いの一つですね。そして続三部作では「I know.」が多用されることに。

おそらくC-3POの騒がしさも当作が一番なのではw 新三部作のジャージャーよりもうるさいw そのせいなのか、スイッチ切られるわ、バラバラにされるわww

ちなみにワタクシ、ヴェイダー卿の殺陣はあんまり好きではありません。マスクとコスチュームの制約上仕方ないのは百も承知ですが、あの力任せ風に見えてしまうセイバーの振り方がどうにもw 彼の最強時期はヴェイダーになる前のアナキンだった頃だろうと勝手に信じてます。
ボロロボ

ボロロボ