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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲のABBAッキオのレビュー・感想・評価

4.0
 1980年アメリカ。スターウォーズのシリーズとしての方向性を決定づけ、スターウォーズをスターウォーズにした作品と思います。内容的にも、結果的に全九作中最も「スターウォーズらしい」、ギミックを交えた娯楽とストーリーのいい加減さを兼ね備えた作品です。ヨーダの登場でフォース、ジェダイといった存在が具体化し、ダース・ヴェーダとルークの関係性が示されることで、血族の流れができました。日本的武道精神にインスピレーションを受けた1作目の雰囲気を残しつつ、ハリウッド大作化していく転換点の作品でしょう。
 そして、いつの間にかEpisode5になってしまい、2作目であることすら人々の記憶から抹消されつつある気がするのも、フェイクニュース時代の現代を反映しているのかも知れません。
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