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バスキアのmamのネタバレレビュー・内容・結末

バスキア(1996年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

誰かがいいねって言ったものに善し悪しも分からず飛びつく金持ちどもと、アートビジネスの闇。
急速に熱を帯びたものは忘れ去られるのも早いよね。アンディの死もあってお薬の量も増え精神が崩壊していくバスキア。翌年にはオーバードーズで逝っちゃう。享年27歳。
フィクションだとは思うけど、売れっ子になる前の友達が手を差し伸べてくれるラストが良かった。♪summer in siamが染みる...。

オープニングは♪Fairytale of New York、エンディングはジョン・ケイルだなんて、最高!
他にもP.I.Lやイギーにトム・ウェイツなど音楽もいいし、俳優陣もデニス・ホッパーやゲイリー・オールドマン、ウィレム・デフォーなどちょっと役もまぁ豪華(ハル・ハートリー作品の女優さん2人も出てた)

なんと言っても面白いのはボウイのウォーホルだけど、下品なピンクが良くお似合いなコートニー・ラブも見応えあり。

その頃はまだMoMAにあったゲルニカを見つめるバスキア少年からの始まりも良かった。

2023-16
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