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悪い種子(たね)のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

悪い種子(たね)(1956年製作の映画)
3.5
少年の死と自分の娘の関係に苦悩する母親の姿を描くサイコ・スリラー。
ショッキングなテーマを描いたウィリアム・マーチ原作の舞台劇をマーヴィン・ルロイ監督が映画化。
原題:The Bad Seed (1956)

少年が溺死する事件が起きる。主婦クリスティーン(ナンシー・ケリー)は少年が持っていたはずの優勝メダルを8才の娘のローダ(パティ・マコーマック)の机の中に発見し真相を娘に問い詰める…。

~他の登場人物~
・クリスティーンの夫で娘ローダを溺愛するケネス・ペンマーク大佐(ウィリアム・ホッパー)
・一人息子のクロードを亡くしたデイグル夫妻(酒に溺れる妻/アイリーン・ヘッカートと、夫/フランク・キャディ)
・家主である老婦人モニカ(イヴリン・ヴァーデン)
・ローダの先生(ジョーン・クロイドン)
・家の掃除男でローダの性格を見抜くリロイ(ヘンリー・ジョーンズ)
・クリスティーンの父親(ポール・フィックス)

物語は桟橋で始まり桟橋で終わるが、ストーリーは見てのお楽しみ。

ほとんどのシーンがリビング一室の中に写し出される。
出演者も殆ど舞台そのままで、役者の演技が見どころ。
但し、悪い血筋が遺伝するという考え(優性遺伝)がベースになっている点は批判的にみる必要があるでしょう。
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