とり

スーパーサイズ・ミーのとりのレビュー・感想・評価

スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)
1.6
思ってた内容とかなり違ってて結構期待はずれ…。
もっとエンタテイメント性にあふれてて面白おかしく30日間を過ごす映画なのかと思ってたのに、妙に中途半端なプロ市民みたいな思想がメインで結構ウンザリしてしまった。
ドキュメンタリーとしての構成も統一感がないし、面白いと思えるシーンがほぼ皆無。
そもそも監督=出演のおやじからして胡散臭い。彼女がベジタリアンだというところに更に胡散臭さを感じる。製作意図にも完璧に悪意が込められてるし、その割りに切り口はぬるい。
まだムーア監督の方がぬるいなりにも一貫性を感じるし客観的な視点も持ち合わせてたように思う。

一見マクドナルドを代表とするファストフード、ジャンクフード「全体」の人体への悪影響を語っているように見せかけて、やっぱりマクド社を攻撃する作りにしてるところに嫌悪感を覚える。
時折挿入されるインタビュー映像の、マクドのせいで体を壊したという少女の訴訟に関して、一般のアメリカ人のほとんどは自己責任であるという回答を引き出してるにも関わらず、この監督自身の行動はかなり矛盾してる。
実験するのはいいけどそこに自己責任という要素が全くないのは無意味。吐くまで食べ続けるなんてただのアホやん。そこまで無理すりゃ何食べたって吐くわぃ。そもそも食品成分とただの食べすぎは別物だ。

3食マクドしか食べてはいけない、その結果明らかに人体への悪影響が現れた。だから何?って感じ。こんなの本気でビビル人おるんかいなって思う。アメリカ人なら思うのでしょうか。
まぁアメリカの給食の現状を見せつけられて結構引いてしまったのは事実だけど。あれが大多数の実情なら、ほんまアホやでアメリカ人。

ところでインタビューに出てきたビッグマックマニアの人、なんかひときわ輝いてたなぁ(笑)
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