分かりきった結末が用意されながらも、「30日間マックだけを食べたら人はどうなるか?」という問いかけの誘惑には勝てない。その問題提議に込められてるアメリカ的な食文化への警鐘や利益優先の大企業による健康被害なんてものは、副次的で。
そのキャッチーで「Youtube企画」みたいな題材こそが本作の魅力なのは間違いない。それは2004年というYoutube未発達の時代には先見的な"ファストフード"的な軽薄な動画企画に見えるので、皮肉が効いている。
ドキュメンタリーとしては時折面白い映像効果を入れてたり工夫がみれていい。セルフドキュメンタリーでありながら、肥満社会,ファストフード社会を見渡す為に色々な人のインタビューを入れて、マクロとミクロをバランスよく描いているのも好感。
この映画の効果か否か、スーパーサイズは廃止になったそう