Bobsan

愛と死をみつめてのBobsanのレビュー・感想・評価

愛と死をみつめて(1964年製作の映画)
5.0
子供の頃に母親が「これすごくいい映画だから観よ」と言うのでTV放送しているのを一緒に観始めたのですが、怖くなって途中で観るのをやめました。母親は不思議そうにしていました。
大人になって改めて観てみたら、あの時逃げ出した理由がわかりました。
これ、感動の実話とは名ばかりの医療ホラーとして作られてますよね。治療できない病気の患者をなま殺しの状態にして、研究の為に経過観察だけしている。あの医師や看護師達の冷たい対応の恐ろしいこと。おまけに初井言榮!病気で苦しむ吉永小百合に恐るべき呪詛の言葉を繰り返し叩きつける姿は鬼婆か死神か。
この映画で感動して涙を流す事など到底できないと改めて思いました。
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