りり

コピーキャットのりりのレビュー・感想・評価

コピーキャット(1995年製作の映画)
3.0
タイトルの通り過去に実在したシリアルキラーの犯行を真似て連続殺人を起こす「模倣犯」を追うサスペンス。猟奇殺人ものとかプロファイリングとかが流行った頃の作品かな。トラウマにより外出ができなくなった女性研究者と女性刑事が協力して事件解決に挑むストーリーなのだが、この2人の間に信頼関係が育っているようには見えなくていまいち感情移入できずに終わった。脚本も、護衛がまじで使えないことをはじめ気になる部分多数。シガニー・ウィーバーとホリー・ハンターは素敵だっただけに惜しい感じ。

しかし、美術はかなり好みだったので、90年代の雰囲気を楽しむにはとてもよかった。ヘレンの洒落た自宅や被害者の1人のガーリーな部屋のインテリアが素敵だったし、95年の映画なので登場するコンピューターやその画面の様子なんかも今見ると大変に味わい深くてよい。特に犯人が送りつけてくる雑コラが最高。
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