福福吉吉

コピーキャットの福福吉吉のレビュー・感想・評価

コピーキャット(1995年製作の映画)
2.5
犯罪心理分析学者ヘレン・ハドソン(シガニー・ウィーヴァー)は過去に殺人鬼に襲われ、殺されかけたため、外出恐怖症になってしまった。
ある日、サンフランシスコで女性ばかりを狙った殺人事件が立て続けに発生し、事件を担当する女性刑事M・J・モナハン(ホリー・ハンター)は同僚の若い刑事ルーベンを伴い、ヘレンに捜査協力を求めた。外出できないヘレンは自宅からモナハンたちに犯人の分析などで協力するが、次第にヘレンのもとにも危険が迫るようになった。

「外出恐怖症」という珍しい症状がこのストーリーを特別なものにしているものと思います。自宅から動けないヘレンに犯人の影が次第に近づいてくるので、必然的に緊張感が高まります。
また、犯人が過去のシリアルキラーの手口を模倣して犯行を行っていくことが非常に興味深い。これが次の犯行の予測に役立ったなら、ミステリー的に面白かったと思いますが、被害者が出て、その結果が「○○の犯行手口だ!」と語るのみなので捜査に役立っているようには思えなかった。
捜査を直接担当するモナハン刑事は、仕事をバリバリできる人物のように印象付けたかったのだと思いますが、強気で自分の都合ばかりで動いているように見えてあまり共感できなかった。モナハン刑事だけでなく警察全体があまり役に立っていないように見えました。
ラストはもう少し意外性が欲しかったように思います。
可もなく不可もなく、といった感じでした。もう少し面白くできた気がして残念です。
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