90年代は犯罪作品が多く出ていた。
今作もブームに乗りたかったのか分からないけど、没個性だった作品。
コピーキャット、いわゆる模倣犯。
サイコパスがサイコパスを真似して犯罪を犯していくストーリー。
シガニー・ウィーバーさん演じる、犯罪心理学者ヘレンと、刑事たちがサイコパスを追い詰めていく。
ヘレンはサイコパスに狙われ屋外恐怖症になっていた。
ヘレンに恋をしているかのように執着するサイコパス。
知識・紳士的を抜き去ったハンニバル・レクターのような人間だった。
今作に登場するサイコパスは案外、影が薄い。
大抵死体しか映されなく、犯行後というのがサイコパスの恐ろしさが感じられない。
犯行や動機などもしっかり描かれてなく、『セブン』などの悍ましさもない。
余計な恋愛を組み込んだり、警察が無能だったりと突っ込みがあり平坦なストーリー。
唯一、ヘレンが屋外恐怖症という設定のおかげでインテリアが素敵だった。
迷路みたいな雑多な感じ、羨ましい。
屋外恐怖症が治ってよかった。
ストーリー : ★★☆☆☆
映像 : ★★☆☆☆
設定 : ★★☆☆☆
キャスト: ★★★☆☆
メッセージ性 : ☆☆☆☆☆
感情移入・共感 : ☆☆☆☆☆