二瓶ちゃん

007/カジノ・ロワイヤルの二瓶ちゃんのレビュー・感想・評価

007/カジノ・ロワイヤル(1967年製作の映画)
3.3
バーのおっさんからバートバカラックが音楽、ということを聞いて鑑賞。

Metro Goldwyn Mayer

【意味不明】

一切007を見たことが無い、そんな私が見るには早すぎた映画だと思います。

いやきっと、見たことがある人でも、「なんじゃこりゃ?」が永遠と続く映画だと思います。

とにかく女がたくさん出てきて、一度きりのセットやワンカットのみのためにとんでもないお金が使われているんだなぁと思わされます。

ジェームズボンドも複数人いるし、悪役みたいな人も複数人いるし、結局何だったんだ、みたいな感じで終わりまで行きます。

よく日本で出しがちなコピーについて考えるならば、この作品こそ「観たらキマる」ようなものなんじゃないかと。

本当に終始意味不明でした。おバカ映画でありながら一応スパイ映画としてのストーリーもあるような。

バカラックの音楽は心地よいですし、しつこいぐらい使われるバーブアルパートのメインテーマやlook of loveも良いのですが。

ストーリーとしては謎なのですが、全体を俯瞰すると名ばかりは007を使ったアートフィルムだったのではないか、そんなことを思わされた一作です。

マタ・ハリの娘がスパイ学校に行って、それぞれの教室を見学する流れやそこから大暴れする展開は間違いなく面白かった。

意味不明!しかしこれも007なんですよね、ということでこの評価。