らんらん

猫と庄造と二人のをんなのらんらんのレビュー・感想・評価

猫と庄造と二人のをんな(1956年製作の映画)
3.5
モノクロ映画、家族ドラマ
出演者、森繁久彌、香川京子、山田五十鈴、浪花千栄子、萬代峰子、三好栄子、南悠子など

【内容】
森繁久彌をめぐって山田五十鈴と香川京子がバトルする映画

ストーリー
森繁とその母親浪花千栄子は持参金目当てで後妻として香川京子を迎えるため、現妻の山田五十鈴を追い出す

ところで森繁は大の猫好きでいつも老雌猫のリリーを可愛がっていた

香川京子はそんな森繁にイライラしてリリーを追い出そうとする
一方、山田五十鈴はリリーを奪うことで森繁の妻に返り咲くための作戦を実行していく

ということでタイトル通り
猫(リリー)と正造(森繁久彌)と2人のをんな(山田五十鈴&香川京子)のお話

【感想】
たぶん香川京子の代表作の一つだと思う
いつもと全然イメージが違っていて、こんな香川京子はじめて見た!って映画だった
そして関西弁使うイメージもなかったから、その関西弁使いっぷりにも驚いた

映画自体の感想としては
ふつうにドタバタ喜劇として面白いけど
バリバリの関西弁すぎて聞き取れないところがある点、オチが誰もハッピーじゃないラストな点
あたりがマイナス評価になっちゃうか

みんながハッピーなエンドにはならないだろうなーって思いながら見てたけど誰も救われないのは後味悪いなー
ちょっと違えばそれなりにまとまりそうなところもあったのにねー

・良かったところ
夏らしい開放的な雰囲気
リリー(猫)の体を張った名演技、撮影苦労しただろうなーって思う
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