大映五人娘作品も本作からカラー作品に。
カラフルなナース服や私服ミニワンピースがまず目に鮮やかで眼福。
お話も看護部という大奥の跡目争いに病院あるある？な七不思議を絡め、均等に五人娘の活躍を楽しませてくれる軽快、高橋二三劇場。
丹下キヨ子、若水ヤエ子の両お局がとても効いていて大いに笑わせてくれる他、毎度毎度の藤村有弘が美味しい所を持っていく。
大泉滉は今回はインポを南美川さんに催眠治療して貰います（笑）。
笠原玲子と甲斐弘子は苦労の多い先輩ナース。屋上で見習看護婦達がダンスする件りもとても楽しい。
渥美マリは歩けない患者の為にストリップを披露、軟体生物シリーズが間近い事を感じさせ目立っている（シリーズのうち二本は本作の臼坂監督）。
ショートヘアの水木正子は一段と美人ぶりを発揮。南美川さんはリーダー役が板についた感じ。最後に倫理観に落とす綺麗なオチが見事。
臼坂監督は大映の組合で辣腕を揮っていただけに、このナース達のお局達相手の活躍にもその思想がそっと忍ばせてある感じで面白い。
