この映画って心の痛みと体の痛みをダブルで感じますよね。
パニック映画の元祖。サメ映画の最高峰。一番怖かった映画。
いろいろな賛辞が寄せられる「ジョーズ」
子どもの頃に観て以来、サメ恐怖症を心の底まで刻み込んでしまった、影響力抜群の映画でした。サメにはお気の毒な事ですが。
「激突」もそうでしたが、スピルバーグ監督の描く「恐怖」とは、正体不明な敵への恐怖なのだと思います。
あの有名な音楽のイントロに、ヒレだけが見えていて、だんだん近づいてくるというシーンが最も「怖い」
当時、子供の間でもテレビでも、さまざまにジョーズがマネされまくっていました。
社会現象でしたね。
サメって特に、あの目が何を考えているのかわからないと思いませんか?
イルカやシャチと違って、非常に物質的な外見をしていると思います。
ジョーズが「作りもの」だったという話を知った時に、ひどく驚いたし、逆に安心もしました。
それだけリアリティを感じていたというこの証明だと思います。本当に怖かったんです。
いくらCGが発達しようと、いいえ、発達すればするほどこの物質感は失われ、映像の綺麗さや迫力は増せど、怖さは減っていくと思います。
くいつかれるシーン。痛そうだったぁ~
(≧0≦)
モンスター人食いサメを退治しようという怪獣映画ではなく、人命を救いたいというヒューマンな視点で描かれていて、ドラマとしても優れていました。
悲劇や困難を乗り越える人智と勇気。テレビの前で真剣に応援していました。
しかし、海に行く前に、この映画を観たいとは思いません。
そして私は今でもサメが怖いです。
例え水族館でも怖いです。