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JAWS/ジョーズのtsubasaのレビュー・感想・評価

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)
3.6
おそらく、「世界一有名なサメ映画は?」と聞かれたら、100人中99人……いや、100人全員が迷うことなく答えるであろう、名作中の名作『ジョーズ』。

映画界の巨匠、スティーヴン・スピルバーグ監督が1975年に手がけた『ジョーズ』は、海水浴場として有名なアミティに突如現れた人食いザメの恐怖から人々を救うため、警察署長のブロディ(ロイ・シャイダー)が仲間と共にサメ退治を行う、サスペンス映画。

サメ映画なのにほとんどサメが出てこず、映像と音楽だけでサメがいると錯覚させる構成。
独特な個性の持ち主だらけの登場人物、伝説の傷あと自慢大会は思わず笑みが。
そんなスピールバーグの数多の描写技術とパニックにおける集団心理の怖さや、家族や町の人々を守りたい一方で組織の意向に板挟みにされてしまう人間ドラマの厚みが名作たる所以だと感じる。
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