Taiga

JAWS/ジョーズのTaigaのレビュー・感想・評価

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)
4.0
サメ映画の原点にして頂点。

一艘の船を舞台に、全方位どの方向から攻めて来るか分からない大ザメを相手取るラストバトルは、遺産的な劇伴も相まって、憔悴し切った登場人物の喘ぎが画面から伝わって来る。
こちらまで冷や汗をかいてしまう。

そして緻密なアニマトロニクスで造られたサメが画面に登場する度に、興奮が抑えられん。
やはり主役はジョーズ。
舞台映えする恐ろしいビジュアルとカッコ良さが同居する美しさ。
サメという生き物自体の造形に惚れ惚れする。

ディープブルーな海原から突如として背びれが姿を現し、近付いてくるに連れて徐々に怪物の全容やデカさが明らかになる。
海は天然のホラー装置。
海洋恐怖症になりそう。
Taiga

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