バンバンビガロ

第十七捕虜収容所のバンバンビガロのレビュー・感想・評価

第十七捕虜収容所(1953年製作の映画)
3.5
戦争物でナチスドイツの捕虜収容所を扱った映画なのだが、題材の割にはかなり明るいコメディタッチの作品で、男子校的なノリの青春映画のような部分もある。
冒頭で2人の捕虜の脱走が成功するか否かという賭けが行われて、ウィリアム・ホールデン演じるセフトンだけが失敗する方に賭けて勝利する。これは言うまでもなくセフトンが内通者であるとミスリードさせる為のシーンであるのだが、同時にセフトンの抜け目ない勝負師としての強さを描いてもいて、この人物描写が後半の本当の内通者を知ったセフトンが、その切り札をどこで切るかの駆け引きにうまくいかされている。
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